世界の馬上から - 海外|旅チャンネル
#1 バーモント
ニューヨーク在住の女性レポーター、ダーリー・ニューマンが世界各地のユニークな乗馬ツアーを体験しながら、美しい風景や文化を紹介します。
今回旅するのはアメリカ東海岸、ニューヨークにも近いバーモント州。まずはチッテンデンの「マウンテン・トップ・イン」で、ホーストレッキングや馬車の操縦などを教わる。
翌日は北へ向かい、バーモント大学のモーガン・ホースファームでモルガン種の馬について知識を深めたあとは、シェルバーン美術館を見学します。州を代表する街、バーリントンにも立ち寄るダーリー。その後は州中部にある「アイスランディック・ホースファーム」から、アイスランド種の馬に乗って宿めぐりの旅へと出発です。ダーリーはめずらしい特技や特徴を持つアイスランド種の馬の魅力、そしてバーモントの旅の魅力を味わいつくします。
#2 カロライナ
今回ダーリーが訪れたのは、ノースカロライナとサウスカロライナ。
アメリカ最大の個人邸宅、ビルトモア・エステートでは、邸宅の歴史と自然馬術を学びます。美しいアッシュビルの街を散策し、巨大な一枚岩を登るロッククライミングにも挑戦。人気の観光地グレート・スモーキー山脈国立公園は、ネイティブ・アメリカン、チェロキー族の特別保留地でもあります。チェロキー族とその馬の、歴史と現在の生活を紹介いたします。サウスカロライナではドーフスキー・アイランドを訪れ、かつてここに住んだクサボ族の足跡をたどり、馬に乗ってビーチを歩きます。
#3 ジョージア海岸
今回ダーリーが旅するのは、アメリカのジョージア州沿岸。カンバーランド島で自由に跳ね回る野生馬の姿を見たあとは、億万長者たちに保養地として愛されたジキル島に残る優雅な雰囲気を味わいます。シーアイランドでは馬に乗って島の自然を満喫。最後には古きよき南部の趣にあふれた街、サバンナの魅力を紹介します。
#4 コロラド
今回ダーリーが旅するのは、厳しさと優しさにあふれるアメリカのコロラド州。まずは州北東部に広大な土地を持つ「コロラド・キャトル・カンパニー」でカッティング・ホースという特殊な馬を乗りこなす訓練を受ける。
本格的なカウガール体験のあとは、昔懐かしいナローゲージ鉄道に乗って、デュランゴからシルバートンへ。開拓時代の情緒あふれる町並みを散策する。デュランゴの近郊、エンジニア・マウンテンでは、馬に乗って約4800メートルの高さにまで登る。厳しい環境ならではの美しい景色に息をのむダーリー。最後は観光牧場「ウィルダネス・トレイルズ牧場」へ。経営者一家が直接お客さんと関わるアットホームな雰囲気のなか、馬に乗って牛の群れを操ったり、絶景ポイントに出掛けたりと、楽しい滞在を満喫する。
#5 ワイオミング
今回ダーリーが訪れたのは、ワイオミング。まずはUXU牧場を拠点に、トレイルを散策。2000メートルを越す山からの眺めは絶景。また野生のムスタング種と触れ合いながら、北米の馬の歴史をたどっていく。
牧場から近いイエローストーン国立公園の美しい景観や、コディの町のロデオ大会や西部アートなど、今もワイオミングに残るカウボーイ文化を紹介する。その後ブリッジャー・ティートン国有林を経てTクロス牧場へ。この牧場は昔の西部を再現した珍しい滞在地として人気で、近くの小川ではフライフィッシングも体験することができる。
#6 スペイン
スペインにやってきたダーリー。アンダルシア地方を中心に、自然や文化を紹介していきます。セビリアでは、近郊の農場でアンダルシア種の馬と触れ合い、町に出て世界屈指の大聖堂などを訪れ、地元の料理も堪能。次にやってきたヘレスの町は、馬の育成とシェリーで有名で、ここでは馬術ショーを楽しんだり、ボデガを見学して、そこで飼育されている馬たちについても紹介いたします。
#7 アイルランド沿岸
ピット雄犬は、彼らが良い悪いですか?
今回ダーリーが旅するのは、アイルランドの沿岸。スタート地点は北東部のクーリー半島。気だての良い馬アイリッシュ・コブに乗りながら泥炭地や古代の遺跡を散策し、半島で最も高い場所「クレアモント・カーン(ケルン)」にも登ります。
近くの街カーリングフォードにも足を伸ばし、歴史の深い町並みを散策するダーリー。また古代遺跡「プロリーク・ドルメン」も紹介。次は北アイルランドを通過し、北西部沿岸のドネゴールへ。海岸の乗馬を楽しんだあと、ダーリーは初めてのサーフィンに挑戦。ドネゴールからは南下してコネマラ地方へと向かい、旅の途中で美しい聖堂「カイルモア修道院」を紹介する。コネマラ地方を西へと進んだダーリーは、ついには潮の干満によって陸続きになる神秘的な島、オメイ島へ。島に詳しい乗馬ガイド、シヴォーンとともに、歴史と伝説に溢れたオメイ島の魅力を堪能。その後ゴールウェイに立ち寄ってから、コネマラ・ポニーを育てる国内屈指のブリーダーのもとへ。
厳しい環境で育った頼りがいのある馬、コネマラ・ポニーの魅力について話を聴きます。
#8 ハワイ島
今回ダーリーがやってきたのは、ハワイ州最大の島、ビッグ・アイランドことハワイ島。まずはワイピオ渓谷を訪れ、豊かな自然に生きる野性の馬と、昔ここで暮らした人々の生活を紹介する。次に今も活動を続けるキラウエア火山にやってくる。溶岩が形作る幻想的な陸と海の風景が、ダーリーを魅了する。
ワイメアのカフラ・ランチで気持ちの良い風のなか乗馬を楽しんだあとは、そのふもとのコハラ・コーストでカヌーに挑戦。美しい海でウミガメと戯れる。ハワイのお祭りでは伝統料理にもトライする。最後に訪れたパーカー・ランチでは、今も残るハワイアン・カウボーイの文化を紹介。こうしてハワイを堪能したダーリーは、また次の旅に出る。
#9 アイスランド
今回の旅はアイスランド。当地名産の馬、アイスランド種に乗ったダーリーは、この品種が得意とする独特の足運び「トルト」の練習をします。乗馬で汗を流した後は、アイスランド名物の温泉プールへ。豪華で快適な施設にすっかりとろけてしまうダーリー。お次は地元の牧場主ウーサと共に、50頭というアイスランド種の馬の群れを移動させる仕事を手伝う。雄大な自然と、環境によって形づくられたアイスランド人のライフスタイルに驚嘆するダーリー。
その後は世界的に有名な馬のトレーナー、ディディーとともに、「赤い丘」という意味のルイズホゥラルを探検する。そしてレイキャビークで、有名なクラブをひやかし、ホットドッグに舌鼓をうつ。旅のしめくくりは氷河地帯へ。ダーリーは初めてのスノーモービル体験に大はしゃぎする。
#10 バージニア狩猟地
今回ダーリーが訪れたのはバージニア州のバージニア狩猟地。東海岸の州とは思えないほどの美しい山や川の景色とともに、馬に関する文化や歴史を紹介する。
まずはバージニア・ゴールド・カップの障害物レースを見学し、その後はポロに初挑戦して馬と触れ合う。次に訪れたミドルバーグでは、町のあちこちに馬に関連したものを発見し、ブレンツビルでは南北戦争の騎馬隊を題材とした演習を行うグループと出会い、当時の戦争と馬の関わりについて話を聞く。また、マリオット・ランチで美しい風景を堪能し、最後にケリーズ・フォードで南北戦争の歴史を学び、カヌーを楽しむ。
#11 カリフォルニア
今回ダーリーが旅するのは、ワインの産地として有名なカリフォルニアのソノマ郡。まずはブドウ畑での乗馬を楽しんでから、ワイン片手のバーベキュー・パーティへ。街から北へとドライブし、セコイアの保護林を馬で散策する。その後もう一度ボデガ・ベイの近くまで車を走らせ、海岸での乗馬を楽しむ。
次の日は朝からソノマの街をめぐる自転車ツアーへ。出発前に一行は地元のチーズを試食。サイクリングの途中ではブドウ畑を見学し、ワインの試飲も体験する。ほろ酔い気分でワイン哲学の神髄を垣間見る(?)ダーリー。ツアーの締めくくりには、地元の食材を使ったガーデン・パーティが待っている。最後はシュガーローフ・リッジ州立公園での乗馬体験。カリフォルニアワインの二大産地、ナパとソノマに挟まれた山の上から、しみじみと夕陽を眺める。
#12 アイルランド田園地帯
今回ダーリーが旅をするのは、アイルランドの中でも山や牧場、湖などの田園地帯。まずはケリー州のケリー周遊路へ。山々の美しい風景を楽しみながら、かつてこの地に暮らしていたアイルランドの人々の文化を紹介する。またケリー周遊路で右ハンドルの運転にチャレンジしつつ、道路から見られる景色を堪能する。次はクレア州の情緒あふれる乗馬センターへ。ここでは湿地帯をアイルランドの馬で散策し、あちこちに点在する遺跡などを見て回り、近くを流れるシャノン川からはバイキング時代の歴史を紹介する。夜はパブでアイルランド音楽を楽しむ。
オレゴン州は猫パイカを見つけました
続いてキルケニー州のマウント・ジュリエット・エステートで、アイルランドの馬について紹介。牧場や川など、敷地内の様々な場所を歩き、美しい景色を眺めながらフライフィッシングを堪能する。
最後に訪れたキルデア州の国営牧場では、かわいらしい仔馬たちと触れ合い、競馬界で輝かしい記録を持つ種馬については話を聞くことができ、大満足の旅を終える。
#13 マウイ島
今回ダーリーが旅するのは、ハワイのマウイ島。まずは国立公園にも指定されている東部の休火山ハレアカラで馬に乗り、火口の中へと降りて行く。まるで別世界のような壮大な風景を堪能した後は、島の西側へ。かつてハワイ王国の首都でもあった歴史あるラハイナの街を見下ろす山の上で、ジップ・ラインというアクティビティに挑戦する。最初は緊張していたが、いつしか慣れて大はしゃぎするダーリー。夕刻には西マウイの山麓で馬に乗り、美しい夕陽を堪能する。
翌日は「アップカントリー」と呼ばれる内陸部へ。昔ながらのカウボーイの街、マカワオでショッピングを楽しんだ後は、「ピイホロ牧場」へ向かう。ハワイ伝統のカウボーイ文化「パニオロ・カルチャー」についても学ぶ。次の朝は見事な景色と、難所が多いことで知られる「ハナ・ハイウェイ」をドライブ。美しいハナの街を通り過ぎたあとは、キパフルへ。ハレアカラ国立公園の南東部にあたるこの森は、先住民の魂が宿る、聖なる土地だと言う。ダーリーは荘厳な風景に心を打たれ、満ち足りた気分で旅を終える。
#14 コスタリカ
今回ダーリーがやって来たのは中央アメリカの太平洋とカリブ海に挟まれた国、コスタリカ。まずはサンカルロスで乗馬。熱帯の森林を歩き、川で涼み、豊かな自然の中で生活する人々の生活を垣間見る。野生動物たちを見ながら太平洋を望むビーチへ移動し、夕陽を浴びながらの散歩を楽しむ。原生林では30メートルを越す大木の木登りに挑戦しながら、木と、それと共存する植物を観察する。スタリカでは、町ぐるみで乗馬を楽しむイベント「カバルガータ」がたびたび行われる。大勢が参加して馬や地域の人々との触れ合いを楽しむこのイベントに、ダーリーも参加する。
再び熱帯の原生林を歩く。色鮮やかな動物たち、不思議な形の草花など、多種多様な動植物を観察し、コスタリカの自然の豊かさを実感する。こうして見て回ったサンカルロスの風景を、最後は気球に乗って上から眺める。おしまいに有名なアレナル火山の歴史と今の風景を紹介して、ダーリーは今回も大満足の旅を終える。
#15 ケンタッキー
今回は馬を愛する人にとっての聖地とも言えるアメリカ・ケンタッキー州を訪れる。まずは19世紀の佇まいを残すシェーカー教徒の村を散策。次にレキシントンへ行き、世界的な馬術競技会「ロレックス・スリー・デイ」を観戦。ケンタッキー州知事夫人にもインタビューをする。ハロッズバーグの農場では、地元で育ったエミリーさん一家と即席の「ケンタッキー・ダービー」に挑戦。レキシントンに戻ったダーリーは「ケンタッキー・ホース・パーク」へ。引退した有名競走馬たちが優雅な余生を送る「チャンピオンの殿堂」や、世界中から集まった珍しい馬などを見る。
傷ついたサラブレッドの心身をケアし、新しい生活を送る手助けをしている「セクレタリアト・センター」では、その他大勢の競走馬たちがさらされている厳しい現実を目の当たりにする。州中央部の「バーレン・リバー・ステート・リゾート・パーク」で花盛りの森を抜ける乗馬を楽しんだあとは、西部の国立保養地「ランド・ビトゥイーン・ザ・レイクス」で、ユニークな自然環境の由来について学ぶ。
#16 アリゾナ
今回ダーリーがやって来たのはアメリカ西部、アリゾナ州。まずはメキシコ国境近くの牧場、ランチョ・デ・ラ・オサの荒涼とした大地を歩き、メキシコの文化について紹介する。次に向ったのはフェニックスのブラッドショー山脈。ここではかつて金が発掘され、多くの人が一攫千金を夢見て採掘にあたった。この山で今も金の採掘を続けている山師に会い、金を採る方法を教わる。続いてケーブクリークの町で乗馬を楽しむ。この町は馬を大切にしており、カウボーイ文化が今も残っている。乗馬のあとは初めてのダッチオーブン料理に挑戦。
最後に向ったのはキャニオン・ディ・シェイ。この谷にかつて住んだ古代プエブロ人や、今も谷に暮らすナバホ族の生活、そして美しい風景を紹介する。異なる環境によって作り出された文化の多様性に思いをはせつつ、ダーリーはアリゾナの旅を終える。
#17 ベリーズ
あなたは何歳犬小屋のライセンスを持っているである必要はありません
今回の旅は中央アメリカの小国、ベリーズ。地元の人々と馬に乗って、ジャングルのを探検し、さまざまな知識を得る。まず向かったのは首都ベルモパンの近くにある「バナナ・バンク・ロッジ」。モンタナ出身のオーナーから、農業に適したベリーズの豊かな気候風土と、マヤ文明にまつわるロマン溢れる話を聴く。次は近くの村で育ったというアルバートと共に、地元に伝わってきた民間療法を求めてジャングルの中へ。薬草だけでなく、ハキリアリを使った傷口の縫合法なども登場する。
その後は西部に向かい、ベリーズを代表するマヤの遺跡「シュナントゥニッチ」を訪れる。偉大なるマヤ文明に思いをはせた後は映画監督フランシス・フォード・コッポラの経営するリゾート「ブランカノウ・ロッジ」へ。近くの「ビッグ・ロック・フォールズ」への乗馬体験では、天然のプールで水泳を楽しみ、巨大なマヤの洞窟「リオ・フリオ」へも足を伸ばす。最後の目的地はカヨー州にあるジャングルの奥地。素朴な宿で一夜を過ごしてから、地元で子供時代を過ごしたというトレバーと共に、ジャングルの乗馬に出掛ける。
#18 テキサス
今回の旅先はアメリカ南部、テキサス。カウボーイ文化の中心地であるこの州の牧場や山で、乗馬をたっぷりと楽しむ。まずはテキサス・ヒル・カントリーの町・バンデラの牧場「ランニング・アール」へ。ガイドのルーさんの案内で、牧場の敷地や州立公園を馬に乗って歩く。次にやって来た「ヒル・カントリー乗馬ロッジ」では、バンデラ地区の牧場や先住民の歴史について、オーナーのダイアンさんから話を聞く。
次に向かったのはフォートワース。訪れた「ワイルドキャッター・ランチ」では、付近を散策しながらテキサスの石油産業の歴史について学んだり、先住民についての話を聞くことができた。この牧場では牛追いも体験し、ダイナミックに調理されたステーキにも舌鼓を打つ。フォートワースでは牧場だけでなく街中にもカウボーイ文化が息づいており、牛の行進や家畜品評会を目にすることができた。こうして開拓時代のカウボーイたちに思いをはせながら、ダーリーはテキサスの旅を終える。
#19 ケペック
今回はカナダのフランス語圏、ケベック州の冬の旅を紹介する。
まずはモン・トランブランの牧場で、雪山での乗馬に挑戦。粉雪の中をラッセルしながら進む乗馬体験に感銘をうけるダーリー。次は犬ぞりに乗る。英語が苦手なガイドさんとフランス語が苦手なダーリーは、たどたどしい会話を交わしながらも、楽しいひとときを過ごす。その後はサントルフォンス・ロドリゲスにある牧場へ。朝のソリ遊びを楽しんでから、雪深い山道で馬に乗る。まるで海のような雪原での乗馬を堪能するダーリー。ふたたびモン・トランブランに戻り、今度はスキーのレッスンに挑戦。長いコースを楽しんだあとは、ふもとの村で名物料理「プーティーン」を食べる。お次は州最大の都市モントリオールへ。旧市街でマカロンを味見したあと、モン・ロワイヤル公園へ騎馬警察の馬に会いに行く。最後はアメリカに 近いリゾートエリア「イースタン・タウンシップス」へ。ノース・ハトリーという歴史ある村で、乗馬や馬ぞりを体験する。
#20 ユタ
今回ダーリーがやってきたのは、自然がいっぱいのユタ州。4箇所の自然公園をじっくりと巡る旅に出る。まず訪れたのは、ブライスキャニオン国立公園。よく見ていると何かの形に見えてくる岩や、フードゥーと呼ばれる岩の柱、樹齢千年の木など、歴史を感じさせる自然の美しい彫刻に見入るダーリー。続いて向った先はグレートソルト湖で最大の島、アンテロープアイランド。この島はモルモン教徒にとって重要な意味を持つ土地で、教会の歴史やそれに関連した動物たちの歴史について学ぶことができた。この島では大草原を馬で走ったりバイソンの駆り集めを体験したりとダーリーは元気に駆け回る。
次はスノーキャニオン州立公園。ここでは砂の色、溶岩の色、花の色など、鮮やかな自然の様々な色彩に着目しながら公園を一巡り。最後に訪れたのはキャピトルリーフ国立公園。この地にかつて住んだフレモント族、そしてその後移り住んだモルモン教の開拓者たちの生活や自然とのかかわりを、残された遺産からひもといていく。
#21 スペイン南部
今回の旅はスペイン南部。地元に暮らすガイド達と共にアンダルシアの美しい馬に乗り、歴史あふれるさまざまな地域を訪ねる。まずは乗馬センター「ラ・コルベラ」を出発し、オリーブやオレンジなどを育てる歴史ある農園「アシエンダ」めぐりの旅へ。畑の中で一休みして、シェリーととも生ハムやチーズを味わったあとは、豪華なアシエンダで本格的なランチを食べ、シエスタでぐっすり眠るという、スペインならではのライフスタイルを満喫する。
次に向かうのは「プリエゴ・デ・コルドバ」。白塗りの美しい路地「ラ・ビージャ地区」を散策したあとは、郊外の農園でオリーブオイル作りを体験。味見をし、オリーブオイルがワインのような奥深い味わいを持つものだと知って感心するダーリー。さらにセビリアの乗馬センター「エポナ」へ。オーナーの娘さんで、ドレサージュの専門家ヴィヴィに、1日だけのレッスンを受ける。隣にある打ち捨てられたアシエンダを見学したあとは、ドニャーナ国立公園で、海辺の自然を満喫する。
#22 スコットランド
今回の旅の舞台はスコットランド。まずはハイランド地方を訪ねる。ここでなんと言っても有名なのはネス湖。専門家から、ネス湖のなりたちとネッシーについて話を聞く。また、ハイランド地方はゴルフ発祥の地としても有名。ダーリーも幼いころの記憶を頼りに久々のゴルフに挑戦。
アーソル公爵の住まいであるブレア城を訪れて美しいお城の敷地を散策。がっしりとして力持ちのポニーに乗って、足元の不安定なヒースの草原を気持ちよく散歩する。国内最小のウイスキー醸造所では手作りのウイスキーを堪能。ダンフリーズでは、スコットランドの有名な詩人バーンズにゆかりのあるパブを尋ね、思いがけなく詩を朗読させられるなど、珍しい体験をする。また、パブ近くの農場では、美しい谷や平原の風景と、そこに暮らす人懐っこい馬たちを紹介する。
#23 ケベック:シティ周辺
今回は錦秋にもえるカナダのケベック州を旅する。まずは紅葉の名所、アパラチア山脈へ。鮮やかに染まる山の景色に感激したあとは、砂金採りに挑戦する。その後はケベック・シティへ。17~18世紀の町並みを思わせるロワイヤル広場を見たあとは、旧港の市場で地元の味をもとめての食べ歩き。お次はセント・ローレンス川の南岸地域へ。サン・ファビアンという小さな村の高台から景色を楽しんだあとは、港町リムースキでカナダの海運史上最大の悲劇と呼ばれる「エンプレス・オブ・アイルランド号」の沈没に関する資料館を見学する。
その後は、古くからリゾート地として知られているシャルルヴォワへ。アドベンチャー・パークで湖を渡るジップ・ラインを楽しんだ後は、「ビア・フェラータ」という方式のロック・クライミングを体験する。最後はオーストリア原産のハフリンガー種を育てる「フィヨルド牧場」から乗馬ツアーに出発。色とりどりの紅葉や美しい滝など、シャルルヴォワの魅力を堪能する。
#24 トルコ中央部
今回ダーリーがやってきたのはトルコ。特に中央部カッパドキアにエリアを絞って旅をする。まず最初に訪れたのはアヴァノス。「妖精の煙突」と呼ばれる奇妙な形の岩が延々と続く。岩の内部はときにくりぬかれて空洞になっており、そこはかつて迫害を受けたキリスト教徒たちの隠れ家となってきた場所であった。またアヴァノスでは様々なものを扱う大きな市場を訪れたり、陶磁器作りの達人を訪ねたりと、生活文化も紹介する。
次に訪れたチャヴシンの村では、聖ヨハネ教会と、そのまわりに見られる岩の住居跡を観察しながら、キリスト教の歴史や当時の人々の暮らしを学ぶ。最後に訪れたのはギュゼルユルトという村。ここでは修繕された修道院に宿泊したり、ギリシャ文化の名残を発見するなど、新しいものと古いものの融合を楽しむことができた。また、まだナゾの多い地下都市を訪れ、当時そこに隠れ住んだキリスト教徒たちがどのような生活を送ったかを垣間見る。最後に村の人々とともにゲームに興じたダーリーは、トルコの人々の温かさに感謝して旅を終える。
#25 ウェールズ
今回は「イギリスの中の異国」とも呼ばれるウェールズを旅する。まずは景勝地として有名な「ガウアー半島」へ。ベテランの乗馬ガイド、オリーブさんと共に歴史と伝説に満ちた半島の魅力を満喫する。海辺の壮大な景色を眺めたあとは、馬のお化けが出るというオックスウィッチ教会へ。
その次はオックスウィッチ城を見学し、昔の栄華に思いを馳せる。ダーリーはここで寄り道をして「ダーウェン国際ウェルシュ・コブ・センター」へ。ウェールズを代表するこの品種の繁殖に人生を捧げて来たアイヴァーさんの話を聴き、力強く美しい馬の姿にしばし時を忘れる。ふたたびオリーブさんと合流し、ガウアー半島の北にある「アーサー王の石」に向かうダーリー。ウェルシュ・マウンテン・ポニーの群れを眺めたあと、石にまつわるユニークな伝説などを聴く。この後はカンブリア山脈の南西に位置する、昔ながらの田園地帯へ。かつて金・銀・鉛などの採れた鉱山の村を抜けて山道を登り、「ウェールズの砂漠」とも呼ばれるカンブリア山脈の壮大な景色を目の当たりにする。
#26 アラスカ
今回の旅先は、様々な野生の動植物に出会える「アメリカ最後のフロンティア」・アラスカ。まず訪れたのはキナイ半島のスワードという港町。森や草地を歩きながら、クマや白頭ワシ、キョクアジサシなどの生き物の生態に触れたり、アラスカ地震の被災跡を見て地震の大きさに圧倒される。夕食は地元の人御用達のお店で、新鮮なサーモンの料理に舌鼓。港からは船に乗り、氷河を観察するクルーズに出かける。海では、クジラやラッコ、トド、シャチなどの動物たちや巨大な氷河を目の当たりにし、大感激のダーリー。
景色の美しいスワード・ハイウェイを通ってキナイ半島からデナリ国立公園へ。公園内を流れる氷河水の冷たい川で、初の急流下りを楽しむ。次はキナイ半島のクーパーランディングで、チュガッチ州立公園の美しい景色を堪能し、かつてゴールドラッシュに沸いたこの町の現在の姿を紹介する。
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