2012年4月9日月曜日

コスタリカ探鳥記 5日目 カラーラ


コスタリカ探鳥記 5日目 カラーラ

<5日目>12月11日 カララ国立公園

今日は4時30分起床!
連日早いのだがここは頑張らねば・・・(笑)
5時15分にホテルの朝食をとる。
本来はこんな時間にレストランは営業していないのだが露木さんが探鳥の為、特別に僕達だけの朝食の手配をしてくれているのだ。
5時30分を過ぎると何となく辺りが明るくなってきた。
それでは出発しましょうか(^-^)/

まず、国立公園の事務所跡に車を停める。
ここでアオマユハチクイモドキを見ることが出来た。
これは綺麗な鳥だ!
いろいろな色が混ざっているのと尻尾のラケット上のカザリ羽がなんとも言えない。
ただ、あまりに暗かったのでシャッタースピードが5分の1秒!
流石に証拠写真にしか� �らない(この鳥は翌日ちゃんと撮れたので今日はこの鳥の写真は無し)

また車に乗込み少し行くと探鳥路入り口が有る駐車場に着く。
一応ゲートが有って、管理人も居て入場料も必要との事。
入り口から続く探鳥路は結構ぬかるんでて、露木さんは長靴を履く。
RICKとにゃっちは登山用のゴアテックスシューズを履いているので汚れても洗えば良いかとそのまま行くことにする。
でも、ぬかるみは入り口から200mすると普通の乾いた道になり、長靴を履いた露木さんは「歩きにくいよ〜」と嘆いていました(^ ^;

ここは暗い森の中なのでとりあえずレンズを明るい70−200mmF2.8を付ける事に。
もっとも背中のザックには500mmを忍ばせてはいるが・・・。
まず、ここで逢えたのはオレンジの嘴が派手なアカアシシズカシトドだ。


アカハシシズカシトド Orange−billed Sparrow

探鳥路を進むにつれ小鳥が姿を見せるが今日は比較的声が静からしい。
なんでだろう?
確かに鳥で溢れている感じでは無い。
それでもシマアリモズやミソサザイなどが姿を現す。


シマアリモズ Barred Antshrike 

途中池が有って探鳥ポイントになっているみたいだがサギ類と鵜が居るだけで目ぼしい鳥� �現れなかった。
そういえばクロコダイルのトカゲみたいな小さいのは居たなあ〜・・・・(^ ^;


吸血鬼plecoはどのように大きなを取得しません

結構歩いて奥まで来たのだがお目当てのマイコドリが現れない。
今日は見れないのかな?と思っていたら突然目の前にオレンジ色の鳥が現れた。
どうやらこれがお目当てのマイコドリらしい。
日本のキビタキに良く似ている気がする。
でも暗くて遠いのでとりあえず証拠写真かな・・・。
しかも下から見上げてる写真だし(T-T)


オレンジマイコドリ Orange−collared Manakin

とりあえず目当ての鳥が見れたので引き返す事に。
でも、70−200mm付けていてもロクな写真が撮れないのがストレスになるなあ〜・・・という事で今度は500mmをカメラに装着� �た。
結果この方が満足行く写真が撮れるんだよなあ〜。
露木さんもここ何日か一緒に行動して500mmを付けていないと「500mmじゃなくて良いんですか?」と聞いてくることが多い。
それだけ露木さんに見せる写真の質も500mm装着時の方が良いものが撮れているという証拠だろう。
連日の探鳥で流石に500mmは重いけど(腰が痛い)頑張りどころだな・・・(^ ^;

また何故か500mmを付けると鳥に逢う確立が増えるんだよなあ〜。
不思議だけどいつもそう。
この時も例外ではなかった、帰り道では何故かいろいろな鳥が出てくる。
なんでだろ〜(笑)
まず、特筆すべきはこのアカオキリハシだ!
カワセミに凄く似ていて、色はハチドリみたいだ。
2種を足して2で割った感じかな。
日本のバーダー好みの鳥だね。


アカオキリハシ Rufous−tailed Jacamar

まだ営巣前なのだろうが巣の候補となる切り株の周りを2羽で飛び回っていた。
ずっと撮って居たかったんだけど露木さんの「営巣前だから負担をなるべく掛けない様にしましょう」
の一言で前に進む事に。

ちょっと進んでマイコドリが現れ そうな場所で待機していると、今度はアカエリサボテンミソサザイが砂浴びを始めた。
可愛い〜(^-^)
また、シロボシクロアリモズやムシクイなども姿を現してくれた。
鳥見にレンズの相性って有るのかな???


アカエリサボテンミソサザイ Rufous−naped Wren

シロボシクロアリモズ Black−hooded Antshrike

Northern Bentbill カマハシタイランチョウ


カナリアのために安全である木の枝

オレンジマイコドリは現れないのでまた先に進むと欧米人の夫婦とそのガイドが何かを覗いている。
さっき逢ったときにRICKのデカイレンズを見て驚いていたので、RICK達の姿を見ると手招きをして「ここに来てあの鳥を撮りなさい」と場所を譲ってくれた。
見てみるとまたアカオキリハシだ!
さっき撮ったけどせっかくなのでまた撮影する。


アカオキリハシ 脚が短くて可愛い〜。嘴が本当にカワセミだよなあ〜。

そうこうしているうちに時間は昼近くなったのでホテルに戻る事に。
低地の昼の日差しは暑いのでずっと探鳥しているのはちょっと厳しい。
鳥も少なくなるしね。

帰り道� �ホセが猛禽を発見。
カンムリカラカラだ。
派手なノスリという感じかな?

カンムリカラカラ Crested Caracara

そしてホテルに戻り皆で昼御飯を食べて2時30分まで各自休憩する事に。
にゃっちはお昼寝。
RICKはなんとなく勿体無いのでホテルの周りを散歩する事に。
昼寝ると夜寝れなくなっちゃうしね(^ ^;
一応何か発見した時の為70−200mmは持っていく。
露木さんも昼寝はせず、敷地内のトレイルに鳥探しに行くらしい。
やっぱり情報集めに余念が無いなあ・・・と感心。

ホテルの敷地内に川が流れているのだがそこにヤマセミが出現するとの話を聞いた。
川岸に立って「来ないかなあ〜」と待っていると下流からミドリのヤマセミが飛んできた。
そのままRICKの前を通り過ぎ上流へ・・・。
当然撮りたくなる。
後を追って上流に歩いていくとそこでは川で泳ぐ子供達の集団が・・・。
あちゃ〜ダメだ・・・(T-T)

それでもまた来ないかな〜・・・と川岸を歩いていると川岸にバシリスクトカゲの子供が居た。
「このトカゲ水面を走るんだよな・・・にゃっちが見たがってたんだよ ね。走んないかな〜・・・」
と思っていたらトカゲは水際の方に行く。
もしやと思ってみていたら本当に走りました。
しかも結構な急流の上を!
うわあ〜!にゃっちに見せたかった〜!
あとで話したら凄く悔しがってました(^ ^;


これはでかいイグアナ ホテルの敷地に当然のように居る

2時30分になり集合。
車に乗込み今度は朝と違う場所に行く事になった。
車を降りてトレイルを歩き静かな森を奥にどんどん進む。
昼間なので鳥の気配は殆どしない。


100平方メートルは何ですか


鳥を探すRICKと露木さん

奥に小川が有り、そこに水浴びに来る野鳥を狙うのが今回の目的だ。
途中ではキバシリの仲間が樹を登っているのがみえた。
チビオニキバシリというらしい。
チビ・・・・・・って名前の付け方いい加減じゃないのかなあ(^ ^;


チビオニキバシリ Wedge−billed Woodcreeper

結構歩いていくと一本の小川が有った。
凄く小さな流れで魚などは住んでいないみたいだ。
でも、鳥は羽の汚れを落としたりする為に一日に何度か水浴びや砂浴びをする習性が有るという。
今回は待ちの探鳥だ。

2箇所水浴び場が有るうちの1箇所を露木さんが、もう片方をRICKとにゃっちで手分けして鳥の出現を待つ。
比較的鳥の出が多い方で待っていると現れたのが派手なムシクイだ。
薄暗いのでシャッタースピードが厳しいのだがISO感度を上げて対処。
なんとか撮影成功
露木さんに後で聞いたらワキチャアメリカムシクイの夏羽だそうだ。
この時期には珍しいら� �い。


ワキチャアメリカムシクイ Chestnut−Sided Warbler

この他にもオレンジマイコドリやハチドリも近くまで一瞬来たのだが撮影は出来なかった。
でも、熱帯雨林の中で鳥を静かに待っていると不思議な気分になる。
ああ〜コスタリカで今こんな風に鳥を待ってるんだなあ〜・・・と思うと感慨深い。

とりあえず辺りが大分暗くなったので露木さんのいる所に戻る。
そして3人で待っていると一羽の鳥が現れた。
露木さんが「おお〜!シマムネモリジアリドリだ!これは絶対撮った方が良いですよ!撮って!撮って!」
と言う。
この鳥は日本のヤイロチョウと同じく暗い森の中に居るので撮影はかなり困難らしい(なんか格好も似てるし・ ・・)
過去日本でも撮った人は居ないんじゃないかとの事。
アメリカのハードなバードウオッチャーには凄く人気の有る鳥でかのケツァールよりも見れたら喜ぶとの事。
「でもこんな暗くちゃ無理ですよね?」
と言われるがISO感度800まで上げればまだ対処可能だろう。



シマムネモリジアリドリ Streak-chested Antpitta

露木さんにISO800で撮影してみせ画像を見せると「こんなに暗くてもこういう風に明るく撮れるものなんですか〜・・・今までISO感度を上げちゃいけないと思っていたんですけど認識が変わりましたよ」との事。
確かにISO感度を上げるとノイズが増えるが、、ISO感度を低いままで撮影してシャッタースピードが落ち、写真がボケてりゃ意味が無いのでは?とRICKは思うのだ(暗いからと言ってフラッシュを使うのは論外ね)
大体ネット上でこの写真はISO感度を幾つで撮ったか?なんて当てられる人は居ないと思う(居るかも知れませんが)
野鳥へのインパクトを考えればISO感度を上げて撮るのも一つの方法だと思いますよ(^-^)

この後この水場にはモリツグミ が現れて探鳥終了。

モリツグミ Wood Thrush 立ち姿が日本のツグミにそっくり!

本当に真っ暗になる前に足早にトレイル入り口を目指す。
ライトも持ってないし帰れなくなっちゃうよ〜(^ ^;
途中コンゴウインコが巣穴に戻ってきたのを観察。
また、行きにはいなかった巣穴にクマゲラが戻ってきていたのでちょこっと撮影(営巣の時期ではないです念の為)
ほんとウッドペッカーって感じのキツツキだよなあ〜(笑)


ズアカエボシゲラ Pale−billed Woodpecker

なんだかんだ言っても今日も収穫有ったなあ〜(^-^)

この後ホテルに戻り、食事前ににゃっちとホテルのお土産店へ行く。
ケツァールの土産を探したのだが何故かまったく無い。
店員の女の子に聞いてもオオハシやコンゴウインコなら有るけどケツァールのは無いと言う。
どうしてだろ?
セベグレ・マウンテン・ホテルにも売店が有りケツァールグッツは有っ� ��のだが、どれも怖い感じで買うには至らなかったのだ。
ここではまったく無いなんて・・・。
オジローさんに渡すよう頼まれた露木さんのステッカーのケツァールデザインだったら凄く売れますよマジで!
輸出しちゃう!?(笑)


とりあえずRICKは地元のビールであるインペリアルビールロゴが入ったTシャツ、にゃっちはバシリスクトカゲの走る姿を書いたTシャツ(笑)を買い食事へ。
ここヴィラ・ラパスはバイキング形式なのでいろいろ選べるのも嬉しい(露木さんはしょっちゅう来ているので流石に飽きているらしいが)
最後のカラーラの夜なのでいろいろ食べてみる。
コックが炭火で焼いているステーキは結構美味しかったな。
ペプシとビールのハーフ割とかも頼んでみた(笑)
バーテンに説明して頼んだら笑いながらも作ってくれた。
(ニュージーランドではコーラとビール割りはポピュラーな飲み物なのだ)
味はまさに栄養ドリンクの味!
疲れたときには良いですよ〜お試 しあれ!(責任は持ちません)

こうしてカラーラ最後の夜は更けていった。
明日は探鳥最後の日!
そして夜には露木さんとホセともお別れだ。
なんかあっというまだったなあ〜・・・・。



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